電話受付代行は要る?2週間の着信履歴と3つの数字で決める
電話受付代行を入れるか迷ったら、2週間だけ着信履歴を数えます。初めての番号で折り返しても繋がらなかった件数に1件あたりの粗利を掛け、月額と紙に並べれば、自分で決められます。
こんな方へ: 夜間や作業中の電話に出られず、折り返しても繋がらない駆けつけ業の方 読むと分かること: 電話受付代行の月額を払う前に数える3つの数字と、2週間で決める手順
作業中や夜間に出られず、折り返しても繋がらなかった電話があるなら、代行の月額を払う前に2週間だけ着信を数えてください。 数えるのは「新規の不在着信のうち、折り返しでも繋がらなかった件数」だけです。 週に1回、決まった曜日に着信履歴を紙かメモへ書き出します。月末にまとめて見てはいけません。 2週間の件数を2倍して月の見込みにし、1件あたりの粗利を掛けます。 その金額と代行の月額を紙に並べれば、入れるか入れないかは自分で決められます。 「月にいくら損しているか分からないから決められない」という状態は、これで終わります。
見る数字は次の3つだけです。
- 初めての番号で、折り返しても繋がらなかった件数
- 1件あたりの粗利
- 電話受付代行の月額
なぜ着信の合計件数で決めると間違うのか
着信履歴には、新しいお客様以外からの電話が混ざっています。
- 既存のお客様からの追加依頼や日程の変更
- 部品や資材の仕入先からの連絡
- 広告や求人の営業電話
- 家族や知人からの私用の電話
代行を入れて受注が増える見込みがあるのは、この中で新しいお客様の電話だけです。 既存のお客様は、繋がらなければ少し後にもう一度かけてくれます。仕入先も同じです。 営業電話は、代行が丁寧に受けても粗利にはなりません。 だから「先月は不在着信が40件あった」と数えても、代行の値打ちは分かりません。 その40件のうち、代行が取っていれば受注になったかもしれない電話は一部です。
さらに、新しい番号からの不在着信でも、折り返して繋がれば取りこぼしではありません。 折り返して繋がらなかった電話だけが、失った受注の候補です。 困っている人は、繋がらなければすぐ次の会社へかけます。 折り返しに出ないのは、もう別の会社に頼んで用が済んだからです。 「初めての番号で、折り返しも繋がらなかった」件数だけを数えるのは、そのためです。
月末にまとめて見ると夜の着信は消えている
ここが一番の落とし穴です。 スマートフォンの着信履歴は、端末によって直近100件ほどで古い分から自動的に消えます。 履歴には自分がかけた発信も含まれます。 1日に受発信が合わせて10件あれば、10日ほどで100件に届きます。 月末に見返そうとしても、月初の夜間の不在着信はもう残っていません。 残っているのは直近の数日分だけです。それを月に引き延ばすと、数字が大きくずれます。
もう1つ、転送を使っている場合の落とし穴があります。 会社の固定電話から携帯へ転送していると、履歴は転送先の携帯にだけ残ります。 事務所の電話機を見ても、夜間の着信は出てきません。 数える端末は、夜間に実際に鳴っている1台に決めてください。
この2つの理由から、週に1回、消える前に書き出す必要があります。 毎日書くのは続きません。月に1回では消えています。週1回が、ちょうど間に合う間隔です。
2週間で数えるやり方の順番
期間は2週間です。土日を2回含めてください。 1週間だと、雨の日や連休の有無で件数が大きく振れます。 1か月だと、続かないうえに前半の履歴が消えます。
やることは次の3つだけです。
- 開始日を決め、数える端末を1台に決める
- 着信に気づいたら折り返し、結果を1文字で控える
- 週に1回、決まった曜日の朝に履歴を上から書き出す
書き出す表の列は、次のようにします。
| 列 | 書くこと |
|---|---|
| 日時 | 着信の日付と時刻 |
| 番号 | 下4桁だけで十分です |
| 出たか | 出た・不在のどちらか |
| 登録 | 連絡先に登録があるか。無ければ「初」 |
| 折り返し | 繋がった・繋がらない・もう頼んだと言われた |
| 数える | 「初」で「繋がらない」か「もう頼んだ」なら○ |
初めての番号かどうかは記憶で判断せず、連絡先に登録が無いかで機械的に決めます。 仕入先や既存のお客様は、この機会に全員連絡先へ登録しておきます。 すると登録の無い番号は、ほぼ新しいお客様か営業電話のどちらかになります。 営業電話は折り返せば分かるので、そこで除きます。
折り返しは、着信に気づいた時点でいつも通りしてください。 この2週間だけ特別に早く折り返すと、数字が実態より良くなります。 結果は「○」「×」「他」の1文字で、折り返した直後にメモへ残します。 週末にまとめて思い出そうとしても、どの番号が繋がらなかったかは覚えていません。
件数を粗利と月額に並べて決める方法
2週間が終わったら、「数える」列に○が付いた行を合計します。 それを2倍して、月の取りこぼし見込み件数にします。
次に、1件あたりの粗利を出します。1件の平均売上から、次の3つを引いた額です。
- 出張の燃料代や駐車代
- 部品や材料の仕入れ代
- 作業者が動いた時間分の人件費
分からなければ、直近10件の請求書を平均してください。細かい正確さより、桁が合っていれば十分です。
| 手順 | 計算 |
|---|---|
| 月の取りこぼし件数 | 2週間の○の数×2 |
| 失っている粗利の見込み | 月の取りこぼし件数×1件の粗利 |
| 判断 | 上の金額と代行の月額を紙に並べる |
ここで、私なら件数を半分にしてから計算します。 折り返しに出なかった人の全員が、代行が取っていれば頼んだとは限らないからです。 半分にしても代行の月額を上回るなら、入れてください。 半分にすると月額を下回るなら、代行の前に折り返しを早くする側を直します。
もう1つ条件があります。 ○の件数が2週間で2件以下なら、代行の前に広告の側を見直してください。 電話そのものが少ない状態で受付だけ強くしても、増える受注は限られます。
月額を下回った時に先に直すところ
折り返しが遅れるのは、夜間と作業中に電話へ出る人がいないからです。 人を増やさずに早くするなら、夜間と不在の時だけAIが電話に出る形が使えます。 AIが会話で聞き取るのは、次の4つです。
- 住所
- 症状
- 急ぎかどうか
- 希望の時間
これを折り返しの予約にして、朝までにこちらへ渡します。 朝の1本目から、聞き取った内容を短く確かめて動けます。 急ぎの通話や、AIが迷った通話は、決めておいた人の携帯へその場で転送します。 料金の確約や、法律・医療に関わる判断はさせません。そこは人が折り返して伝えます。
代行を選ぶときも、見るところは同じです。 「お電話がありました」という伝言だけが朝に届く形は避けてください。 用件が残っていないと、折り返しの1本目でまた同じことを聞くことになります。 困っている人は、その間に別の会社へ頼み終えています。
途中でやめてしまう人がつまずく2か所
1つ目は、折り返しの結果を書かないことです。 着信履歴の書き出しは1回でできますが、折り返しの結果は自分で残すしかありません。 ここを省くと、数字は「初めての番号からの不在着信の総数」に戻ります。 その数は営業電話も含むので、また判断できない状態に戻ってしまいます。 折り返した直後に1文字だけ書きます。これを2週間続けられるかが分かれ目です。
2つ目は、数える端末が2台になることです。 固定電話と携帯の両方を見ると、同じ着信が両方に残って二重に数えます。 逆に片方だけ見て、もう片方に残った夜間の分を落とすこともあります。 転送の設定を確かめ、夜間に鳴る1台だけを数えてください。
もう1つ、夜間だけを数えて昼を除く人がいます。 作業中で出られなかった昼の不在着信も、同じ取りこぼしです。 代行は昼の作業中も受けるので、昼の分も○に入れて数えてください。
2週間後に数えられたかの見分け方
表の「数える」列に○が付いた行だけを合計できていれば、数えられています。 その件数に粗利を掛けた金額と、代行の月額が紙に並んでいれば判断できます。 代行を入れたら、翌月も同じ表を続けて、代行が受けた記録と突き合わせます。 初めての番号からの電話が、○の件数と同じくらい増えていれば見込み通りです。 増えていなければ、問題は受付ではなく広告か折り返しの側にあります。
参考・出典
この記事は一般的な情報です。個別の事情や判断については、専門家や関係する窓口へご確認ください。
この記事について
- 書いた人
- ラスタライズ株式会社(代表 石黒文康)。AIが下書きし、公開前に機械の検査と別のAIによる事実・法的リスクの検査を通しています。
- 公開日
- 最終更新
- 出典の扱い
- 本文の数字や制度は、上の「参考・出典」のページを実際に開いて確かめたものだけを載せています。
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